
店長コラム(店長日記)。
以前の店長コラムは、こちら
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ようけ働かんと食えんがの
ハワイイタビニッキを書いていて、脳みその奥から、ハラリと剥がれ落ちるような感じで、ふいに思い出した言葉があった。
何の脈略もなく、ふと、記憶の底から、湧きあがってきたりする。
あるとき、思い出す。
「ようけ働かんと食えんがの」
これは、ハワイイのノースショアを舞台にした小説「白い波の荒野へ」のラストのセリフだ。バリー・キミトシ・カネシロが、御祖父さんから、口癖のように聞かされていた言葉だ。
このセリフに、強い印象が、残ったのは、私も伯父さんから、同じような言葉を聞かされていたからだったんだ。
伯父の名前は、「今井梅之介」という。豪放磊落な、一生懸命な人という、うすぼんやりした記憶しかないが、それは、確か、私が小3の時、突然亡くなってしまったからだ。
伯父の住んでいた場所は、残念ながら、海ではなく、山で、先進的な農業を手がけていたらしい。人のやらないことをやるのが好きだったらしいのだ。
よく、山からトラックで、市場に来たついでに、私のところに寄っては、街の子は勉強ばかりしていて、バカになる。と云われたものだし、山に連れて行くから、来いとか云って、なかば強引にトラックに乗せられ、熊が出るから、気いつけろやと脅かされながら、本当に、ここには、人が入ったことがあるんだろうかと思えるような場所に連れ込まれた記憶がある。
その伯父さんが、好きで、「梅さん」「梅さん」と云いながら、くっ付いていたのだと思う。伯父さんも、子供は、全部、女の子だったから、男の私は、面白かったのだろう。
そんな伯父さんが、作業をしているとき、ふと目が合うと、
「よーく働かんと、おまんまの食い上げじゃ、わかるか」と云っていた。
カネシロのおじいさんにしても、私の伯父にしても、たぶん基本的には、体を動かす仕事であったろうし、日の出とともに働き出していたに違いない。それが、農業であれ、なんであれ、モノをつくる仕事をしていたはずだ。
別に、精魂込めてつくりましたなんて意識することも評価されることもなく、ただシンプルに、正直に、忠実に、手を抜かずに働いてきたのだと思う。その結果としてのこの言葉じゃないだろうか。
いつしか、この言葉が、ふいに口からついてでたときが、ひとつの確かな答えになるんじゃないだろうか。
自転車をつくる、そんな毎日に、ふと思ったんだ。
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変わらないということ
ドアを開けると、以前と変わらない位置にカウンターがあり、テーブルと呼ぶには粗末なパイプ製のそれがあり、その上には、100円を入れると占いができる灰皿が置かれている。シンプルな手書きのメニューが、壁に貼ってある。昔より、小奇麗になったか・・。
と思っていたのは、私だけで、娘たちは、一瞬、ギョッとしたらしい。こういう店連れてったことないもんな。あまりにもラーメン屋らしいラーメン屋で、太陽にほえろとかのワンシーンに出てくるような店なのだ。
その店の名前は、
「東竜」 という高崎の繁華街にあるラーメン屋である。
よく、授業をさぼって屋上でトランジスタラジオを聞いていた頃からのお気に入りなんだけれど、結婚して、子供ができて、ずっと足が遠のいていたんです。最後に行ったのはいつだったんだろうか。
たまたま、子供たちがバスケットのクラブも、習い事も無く、街に買い物に出るというので、それならオトーサンが、「本物」のラーメンを食べさせてやろうと思い立ち、連れて来たのでした。かつての記憶を頼りに、その昔、たむろしていた喫茶店など、あるはずもなく、ちょっとトワイライトな気分で、たどり着いた東竜は、変わっていなかった。そう、昔と全くと云っていいほど。このドアは、ドラエモンのどこでもドアか・・・。
オヤジさんは、ちょっと老け込んでいたが、いつもの白衣は、変わらない。
オバさんは、皺の数が増えたけれど、バッチリ化粧は、変わらない。
もちろん、オーダーしたのは、東竜麺。変わらないここのオリジナルである。
私の舌の記憶が正しければ、あの頃と全く変わっていない。子供たちも、無言で完食である。ハマッタそうだ。私も、汗をかきかき、約25年ぶりの味を堪能する。うん、うまい。
帰り道、yuriさんと、「あれだけおいしいラーメンなら、もっと夜遅くまで営業すればいいのにね。」という話題になった。そう普通ならそう考える。もっと単価を上げて売上を伸ばす。もっと綺麗に改装して、その結果、味が落ちたりするんだけどね。
でも、あのオヤジさんが、拘ったのは、きっと、おいしく出せるラーメンの仕込みなりスープのもとが、朝からはじめてちょうど夜7:00までが限界なんじゃないかな。毎日のお客さんに出せる仕事量が、決まっていてそれが、7:00なんだよという結論に達した。
それにしても、私の知る限り25年以上、たぶん30年以上変わらないで、あの味を守っているのは、凄いことだと思う。昨今のラーメンブームの流行にも左右されず、かたくなと言えるほどの、そのスタイルこそが、私の考える「本物」である。
久しぶりに聞いたオヤジさんの中華鍋を振る音にブレは、無かった。
オヤジさんいつまでもがんばって欲しい。
また、娘たちを連れて行くからね。
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ソウイウモノニワタシハナリタイ
南の島フリークのTさんからメールが届く。店長コラムを参照
今回は、サイパンに行ってきたそうだ。この島に関しては、かなり思い入れが深いそうで、過日も、これに関する本を貸していただいた。私は全く知らなかったのだが、あの山月記を書いた中島敦が、南洋庁の官吏として、パラオに赴任していた時の書簡をまとめたものが1冊の本としてあったのだ。
ただ、ただレジャーとして南の島に行くのでなく、きちんと日本人として、南の島々との関わりが、どうあったのかという深い部分にまで、考えているTさんからは、学ぶべきところが多いのである。普段のちょっとした会話の中からも、あとで、はっと気づくような
素敵なフレーズが飛び出るのである。たぶん、それは普段からの心持から来るのだろうけど、そういう懐の深さというか謙虚さというのは、ちょっとマネできなくて、今は、ただ
先日、凹んでいるときに頂いた「多くの人に支えられているのだから」という一言を、噛みしめている。ソウイウモノニワタシハナリタイ。
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夏、あの日のキャッチボール
いつもの犬の散歩(犬の散歩をしているのではなく、犬に散歩をしてもらっている。)コースの途中に社会人野球の練習場がある。それは、きちんとした試合ができるグラウンドではなく、ゴルフの練習場が、小さくなった様な、それだ。
いつも、そこで立ち止まり、投球練習を見るのが好きだ。
一球、一球、キャッチャーの指示通りズバッとミットに投げ込まれる。
手元で、すうっと伸びる球は、流石だ。
仕事を終えた後に、ここまで練習できるその若さに、嫉妬を含んだ羨望の視線を注ぐ。
見られているのは、わかっているはずだが、
「フンッ!」という感じで、彼の球威は、さらに加速し、私の視線は、交錯しない。
いつもそうだ。
それは、お盆明けの蒸し暑い夜だった。いつもとは違う練習風景が目に入る。
投げているのは小学生か?受けているのは、私とかわらないオヤジだ。
さては、夏休みだから、ここのコーチとおぼしき人が、子供にせがまれて連れてきたか。
その逆だ。
たぶん少年野球をやっているのであろう、小学生にしては伸びのあるいい球を投げている。
オヤジは、何か云いながら、球を返す。云っていることは、聞こえないが予想はつく。
その様子を眺めながら、自分も、かつて暑い夏の日の夕方に親父としたキャッチボールを思い出す。
暑くて、ランニングシャツ1枚になり
路地でやっているので、車が来るたびに避け
たまに、思い切り投げてよこし、手がジンと痺れ
悔しくて思い切り投げ返し
「まだまだ」とか、「やるもんだ」とか・・・
あの頃の、自分が、風景が、そこにあった。
どのくらいボウーっとしていたのだろうか。犬に引っ張られ我に返る。
今月の命日には、ボールでも持っていってやるか。
ひとりごちながら、そこを後にした。
犬は、何も無かったように喘いでいた。
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手紙
手紙を頂いた。
丁寧に便箋に書かれた直筆の手紙だ。
ケータイやメールが一般化した今では
なんだかとても懐かしい気がする。
その封筒を受け取ったとき、
「何?」
と、ちょっとドキドキして
息せき切って、開けてみた。
その昔、恋人からの手紙を待っていたように。
(そんな時も、あったんだぜ。)
ほんとうに一字、一字、丁寧に書かれ
ストレートに気持ちが伝わってきた。
海辺の病院で、働いていて忙しいこと。
それをリフレッシュするために自転車通勤したいこと。
イメージ通りの自転車が届いてうれしかったこと。
どうしても筆をとりたかったこと。
それは、何よりうれしい出来事で、作業場のボードに
ピンで留める。
「自転車を通じて、たくさんの人に生きる楽しみ歓びをわけてください!」
最後に、書かれていた、この一文を、胸に刻み
私は、セッセと自転車を組み立てる。
彼女は、金沢の海辺の道をちょっと急ぎながら
髪の毛をなびかせて走る。
深感。多謝。堀内さん、ありがとう。
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■2004.12.27
冷静と情熱のあいだ
実は、前回のコラムの内容からわかるように、触発され、私は、現在の仕事のあり方を見直し、拘りの心を全面に打ち出すことにした。(沢崎に言わせると、当たり前のことを口にしている間は、プロとは言えないらしい。でも、云わないとわからないもんね。)あの1件は、遠い日、自身が抱えていた気持ちを思い起こさせてくれた。
その、気持ち、ハートを維持するのは難しい。年齢や経験が邪魔をする。かといって情熱の塊だけではいけない。過日、TBSの情熱大陸で、それはもう寝食を忘れて取り組む情熱のスシ職人が、クローズアップされていたが、久しぶりに訪れたその人の師匠にもてなした握り寿司を口にしてもらえなかった。触ってさえもらえなかった。一蹴されたのである。あれほど情熱を持って取り組んでいるのに、何が悪かったのか。
そう、彼には、余裕が無かったのである。一つの事に拘り過ぎて、それしか見えなくなってしまったのである。木を見て森を見ず。例の宮本武蔵の吉野大夫の教えに、似ている。
エラソーな事を云っているが、そういう私にも、師弟関係が、あった。師が生きていたならば、たぶん、きっと同じかもしれない。
10代、20代は、直球以外投げなくても良い。が、今は、変化球も必要だ。
ある年齢まで来ると、やはり大事なのは、バランスではないかと私は、考えている。
冷静と情熱のあいだ。イタリア車を永くやるには、この気持ちが、必要らしい。
ただ、私は、忘れない。
いつも、心のマウンドには、村田兆治が立っていることを。
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■2004.12.20
もう一度、走りはじめよう。
先日、娘の小学校で、毎年恒例の持久走大会が、あった。昨年は、家族でかなり入れ込んでいたが、今年は、ミニバスを始めたこともあり、バスケ部は、全員10位以内は、当たり前と言う監督のお言葉もあるため、まあ、そんなもんだろうなと、特に気にしてはいなかった。しかし親バカな私の楽しみのひとつでもあるので、持久走大会は、嬉々として見に行ったのである。案の定、バスケ部全員上位を占め、家の娘も、V2達成でき、やはり毎日のように走っているのは、強いと思う。そんな中、ミニバスのエース的存在であるアイちゃんだけは、10位以内から外れてしまった。決して遅いというわけではないのだが、バスケ部で、一人だけだったというのは、家の娘から伝わってくる話の様子では、エース故に落ち込んでいたらしい。
それから、しばらくたったある日、私は、日課である早朝の犬の散歩で、アイちゃんを見かけた。その日は、バスケの練習があるはずで、何をやっているのだろうと、見守っていたのだが、そこは、よく近所の小学生が、周回トレーニングをする空き地で、高いフェンスが、ぐるっと一周400m、囲ってある。アイちゃんは、一人で、腕時計のタイムを計りながら周回トレーニングをはじめたのである。
1年後の大会に向けて、小学4年生の女の子が、一人で。
私は、恥ずかしくなった。いや、恥ずべきではないかと思った。自分の事を。
何かうまくいかない時、結果が出せない時、言い訳ばかりしていないだろうか。
景気が悪いから、政治が悪いから、社会が悪いから・・・。
彼女は、言い訳せず、黙って走る、1年後に向けて。
アイちゃんよ!エースをねらえ!キミならきっとできる。
そして、わたしも、もう一度走りはじめようと思う。
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■2004.10.30
私たちにできること。
2004.10.23の新潟中越地震は、とにかく恐ろしかった。ここ高崎でも震度5弱というのは、いまだかつてない揺れなのではないだろうか。私の住んでいるところは、天災とは、無縁に等しい。今年、上陸した多くの台風も、ほとんど影響ない地域なのである。ましてや、地震など稀で、そういう面では、危機感に欠如している、のん気なところなのである。(ただ、風は、強いですよ。思いっきり。上州名物空っ風。台風なみですからね。あ、そういえば浅間山の噴火の心配もありますが、これは我々の世代であれば、かなりの免疫がありますから心配いりませんね。)
大きな地震だけは、免疫がないので(フツー無いでしょ!)揺れるお店の中で、ヘッピリ腰のままオロオロするばかりであった。 それにしても、今回、被災された新潟中越地域の皆様、大変でしょうが、がんばってください。うちの愛犬ジャック君の海水浴の場所としてお世話になっているのに、励ますことぐらいしかできません。 情けない。 大きな天災は、自分の身に降りかかってこないと、どうしても対岸の火事で、「大変だったですね」「心配してます」で終わらせてしまい、今回、身近に体験して、改めて考えさせられてしまった。
だからと云って何かできるかと云っても何もできない。
ましてや、ボランティアができるほどの人間でもない。
佐藤正明著「望郷と訣別を」の中に、こんな記述がある。
「お礼というのは、恩になった人だけに返すものではない。返すのは、誰にでもいい。困った人があれば、救いの手を差し延べなさい。差し延べるのは、順送りなんだ。」と。
そうだ、「ただ心配していました。」だけでなく、
「今、私にできることはありますか?」と云って見るのはどうだろうか?
そう、yuriさんと話し合った結果、私たちは、被災犬レスキューとして、被災地域の犬(ラブラドール)の一時預かりを申し出た。少しでもお力になれたらと。今、私たちにできることは、これくらいである。
夕食時に、この事を、子供たちに報告すると、
「うん、それはいいアイデアだね。」
「それは、いいよ!」
と返ってくるかと思ったが、
「ただ、犬が好きなだけじゃん!」とバッサリ切り捨てられた。
子供は、シビアであった。
それでも、何もやらないよりはいいかと私は、思う。
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■2004.07.18
ココロモチ

ここ最近、ずっと張り詰めた気持ちが、続いていて、さしづめ、ピーク時のレストランの厨房の様な状態である。ギャルソンであるyuriさんからのオーダー指示、仕様変更、梱包出荷と、気が抜けない。そんな時、南の島フリークであるTさんからメールが届く。1枚の夕暮れの海の写真。ボルネオからのスナップ写真だ。南の島フリークとは、勝手に呼ばせてもらっているのだが、ひょんなことから、話の中で、南の島旅行で、盛り上がり、私たちもTさんに感化され、南の島フリークとなった。
Tさんからのメールは、仕事内容のほかに、いつも、気の利いた言葉が、プラスされ、ちょっとした心遣いにあふれていて素晴らしい。こういう心持で、仕事に向かえるスタイルは、ちょっと見習いたい。
忙しいと、気持ちが、張り詰めてしまい、余裕がなくなってしまうのが、私の悪い癖なのだけれど、グッドタイミングで、このメールに救われた気がする。
吉川英治の宮本武蔵で、武蔵が吉野大夫に、琵琶の張り詰めた弦は、切れてしまう。と諌められるくだりが、あるが、なんだかその場面に、よく似ている。
ちなみに、武蔵は、「五輪書」の中で、兵法心持の事として、
常にも、兵法の時にも、少しもかはらずして、心を広く直ぐにして、きつくひつぱらず、少しもたるまず、心のかたよらぬやうに、心をまん中におきて、心を静かにゆるがせて、其のゆるぎのせつなも、ゆるぎやまぬやうに、能能吟味すべし。とある。
Tさんの心持は、一流である。
■2004.03.11
1万円の悲しみ
某大手スーパーが、1万円の自転車をTVコマーシャルしているが、あれを見る度に、悲しくなる。
かつて、「よりよいものをより安く」というスローガンのもとに、ある大手スーパーが、台頭していた時があったが、そこに納めていた、とある自転車メーカーは、納めれば納めるほど赤字が出て、結局、潰れてしまった。まあ、最後には、そのスーパーも、潰れてしまったのだが・・・・・。
最終価格、1万円で、販売するには、材料を恐ろしく削るか、それに関わる、設計、部材、組立て、品質管理、物流と、どこかのコストを削減しない限りできない。人件費の安い第三国で、作ったとしても、どこかで、大手というネームバリューに叩かれて、誰かが泣いているはずである。私は、知っている。
もちろん、やみくもに1万円の自転車を否定している訳ではない。すぐ壊れてもいいから、とりあえず安いものが欲しいという経済的必要性の人には、ありがたい話だ。
ただ、モノづくりの端くれとして言わせてもらうと、自転車には、最低限の価値がある。ましては、命を預ける乗り物である。それを単純に、値段一辺倒にし、そのほかを蔑ろにするようなことは、自転車屋が永年、培ってきた技術と誇りを、踏みにじることである。
その、コマーシャルといい、毎週、入るスーパーのチラシを見る度に、私は、悲しくなるのである。
■2004.02.16(月)
わかってください
ビアンキのロード、少し入荷が、遅れます。
イタリアの工場より、納期遅れの連絡が、入りました。
歴史と情熱、洗練されたセンスと人間性の国との輸入取引業務は、ラテンのノリで、行われるので、相当、苦慮するらしいです。担当が申しておりました。正しく納期が、出せなくて申し訳ありません。
でもね、これは、イタリア人が、いい加減だとか、アバウトだとか、嘘つきだとか、そういうのじゃなくて、わかるんですよ、なんで遅れるのか。
いや、モノづくりの端くれとして、考えるには、
いいものをつくるのは、面倒くさいんです。だから時間が、かかります。
でも、イタリアのレパルトコルセの職人たちは、妥協しないんです。
それをやりぬくのが、プロだから。
正確に、納期なんて出せないんだと思いますよ。でも、それだけ、本物ってことです。
それが、いいものじゃありませんか。
一生懸命、妥協しないで、オーダーこなしているんです。職人たちが。
だから、わかってあげてください。
■2004.02.15(日)
take it easy

着陸して、窓から外を覗いた時、近づいてきたカーゴの運転手は、見慣れない半ズボンの制服で真っ黒に日焼けした顔で、こちらに向けてウインクした。「ようこそ!」と。
そう、自営業にあるまじき暴挙の4連休、じつは、グアムに行ってきた。
去年、子供たちが、いろいろがんばったことと、クリスマスとお年玉と、普段、遊んであげられない償いと、全てひっくるめてプレゼントとした。
グアムには、子供が、楽しくてたまらないホテルがあると聞いていたので、そこに、連れてってあげようと、思ったのだ。
グアム国際空港に到着し、移動のバスに乗り込んで、すかさず子供たちに云う。
「よーく目開いて見とけ、覚えておけ!」
「自分の目で見て覚えておくのが、大事なんじゃ!」
と、エラソーに威張っていたのだが、一番、興奮していたのは、自分であった。(海外経験少ないからね!成田で、飛行機見て感動してるからね!)
街の風景は、もちろんアメリカで、いつかTVで見た、記憶の中の映像に一致する。
全てが、大きく合理的だと思う。
例えば、自動車。凹んでいようが、バンバーが、外れていようが、窓ガラスが、無くたってへっちゃら。平気で走っている。運転もセコセコしていない。スピードは、出すけれど、他者には、やさしい。南の国のせいかもしれないが、車は、移動手段なんだから、動けばいいんだ、外、走ってんだから少しぐらい傷ついたって気にしないよ。と云っている様に聞こえる。それでも、1台1台、個性が、感じられる。
ああ、これだよ、これなんだよ、これ、これ、と
ひとりごちていると、となりから、yuriさんが、
「ここに、住みたいと思ってるでしょう?」と、人の気持ちをズバリ当ててくる。
その通り、いつだって口癖は、take it easy。
いつか、こんなところに住みたいと思う。
今は、life in the fast lane。これが現実かもね。
(イーグルスですよ!)

■2004.02.13
いいわけ
気がつけば、また、このコラムも、ぜんぜん更新していなかった。悪い癖だ。
とにかく忙しい。新年早々、4連休という、自営業にあるまじき暴挙をしてから、ずっと尾を引いている。私の住んでいる所は、まだまだ地方で、少子化の煽りを受けているといいながら、新入学の通学用自転車の特需がある。業界用語では、春需と呼んでいる。もちろん、価格一辺倒のいわゆる安物は、巷に溢れているが、うちのお店に来られるお客様は、やはり、「長く使えるいいもの」を、モノ選びの選択基準に置いている方が、多い。「多少高くても、品質に納得して買った。使って見て結局、安かったと思う」という嬉しくもありがたい感想をよく頂く。そういった精神的な豊かさを持ったお客様が、このところ増えていて、それに対応すべく「長く使ってこそ、良さがわかるモノづくり」をしなくてはならないと思い実践中である。ただね、言葉は、悪いんだけど、いいものは、面倒くさいんです。でも、妥協しないのが、プロでしょ。だから時間がかかるんです。ということで、いろいろ遅れている言い訳とさせていただきます。
■2004.1.5
業務連絡
新年早々ちょっとした都合で、1月7日から10日まで、お休みさせていただきます。
ゴメンナサイ。ご注文は、休まず承ってます。メール返信は、11日から開始となります。
プジョーの2004モデル
COM20 ブラウン・ホワイト
COM70F ブラック・グレイ・メイプル・オリーブ・オレンジ・レッド・スカイブルー
VTT605AL ホワイト
新入荷です。
1/7から1/25まで、送料無料キャンペーンです。
■2004.1.5
「らしく」働こうと。
相変わらず、犬の散歩だけは、欠かさずに、そして今年もはじまっている。
本年も、宜しくお願い致します。コンセプトは、今年も変わりません。どうぞ、御贔屓に。
で、今年はじめの散歩で考えたことは、
「らしく」働くことにしようと思う。
そう、「男らしく」とか言葉があるでしょ。それと同じ。「自転車屋らしく」・・・・。
新明解は「らしい」・・・いかにも・といわれるだけの諸条件を備えている様子。と答えている。つまり、自分の責任を全うするということで、
みんな「らしく」しよーぜ!
あたりまえの事の様なんだけれど、これは、すべてに言えると思う。
犬は、犬らしく、子供は、子供らしく、大人は、大人らしく、先生は、先生らしく、政治家は、政治家らしく、キムタクは、キムタクらしく、日本は、日本らしく。
みんなが、それらしくやってくれれば、きっといい社会になるのになと思う2004年の最初のコラムでした。
■2003.12.20
いい自転車に乗ろうよ!行橋支部
最近、「いい自転車に乗ろうよ!」という、うちのお店の考え方を、お客様にどう伝え、どう理解してもらおうか考えあぐねている。
この業界では、相変わらず価格破壊という名の下品な自転車が及ぼす問題が山積みである。
たった8000円の自転車だから、この程度でいいという意識が悲しい。
安いからという理由で、放置し、盗み、廃棄し、これが街中に広まっていく。
この国は、自転車と傘は、盗んでも、罪の意識は、ない。そーいう国だ。
そもそも自転車は、文化である。上品なものなのである。
自転車屋として、組立職人として、モノヅクリの端くれとして、その姿勢を正していかなければならないと思っている。
福岡県行橋市に野本誠さんというお客様がいる。
10月にプジョーをご購入いただいた。
野本さんは、行橋市役所の広報担当というお仕事をしている。その市の広報の編集後記に行政への取り組み姿勢は、うちのお店の考え方と一緒であるとコメントが寄せられていた。
とてもうれしかった。伝わったのだと思う。そして今、野本さんは、いい自転車に乗ろうよ行橋支部としてがんばっているのだ。
もちろん、これには、うちのYURIさんが、昼夜を問わず、うちの考え方を損なわない様にいつも丁寧なメール業務をがんばっており、私への組立て指示を細かく「このお客様は、こうで、こういう方なんだよ」ときちんとしてくれているからなのだ。
私が考えあぐねていることの答えは、こういうことの積み重ねなのかもしれない。

野本様、ご丁寧なお礼状と広報ありがとうございました。今頃になってしまいゴメンナサイ。至らぬ自転車屋ですが、これからもよろしくお願いします。
市報910の編集後記の高さんは、なにやら私と同じ匂いがします。
■2003.12.11
ビアンキと結婚式


まえに、結婚式につかうので、なんとかビアンキの第一便を間に合わせて欲しいという依頼があり、ギリギリの線で納品できたというお客様があった。
嶋崎晴久・淳子ご夫妻という。
ごていねいに、本日、ご挨拶にご来店された。
しかも、お礼状と写真、世田谷のドイツ菓子(ごちそうさまでした。おいしかったです。)もプレゼントされてしまった。
日々、仕事をしていてどちらかと云えば、ストレスが溜まることが、多いのだけれど、嶋崎様みたいに、感謝されると、心から嬉しい。これが一番効くんです、仕事に!
で、Yuriさんと、写真を見ながら、最近の結婚式は、こういうウエルカムボードってのがあるんだねと話ながら、何故ビアンキだったんだろうね??????
こんな風に考えました。
@ビアンキのチェレステが1世紀以上変わらないので、末永く変わらぬ愛をこれにこめた。
A二人のスタートだから、自転車の様に、ゆっくりしっかり日々を踏みしめて走っていこうという意味をこめて。
なるほど、ビアンキというのは、二人の門出にぴったりだったという訳ですね。こういうこだわりのモノ選びとイカした演出ができる感性を持ったお二人は、素晴らしいと思います。ハイ!
ちなみに、@とAは、どちらの発言かは、結婚して○十年経つと、一発で、わかります。

これが、ウエルカムボードです。
■2003.12.8
パパは、サンタクロース
私は、サンタクロースである。ジョークではない。
この時季、クリスマスプレゼントに、自転車をというお客様は、多く、
お子様連れのお客様との会話には、細心の注意をはらわなければならない。
うちのこどもたちも、何気なく、お店での会話を聞いている。
だから、私は、サンタクロース本社からの委託で、この地域の自転車が欲しいという
お子達へのプレゼントをせっせと組み立てていることになっているのだ。
お客様のリクエストに応えて、イブの日に、サンタの格好をして、深夜、配達したこともある。
どうしても、サンタに会うのだとその子は、寝ないで、待っていて、証拠の写真も撮った。
別れ際、握手した手の感触は、いまでも記憶している。
こういう仕事をしているパパは、うちの子供たちから見ると、どうみてもサンタクロースなのである。
云う事を聞かない時は、
「本社に電話して、プレゼント止めるぞ!」
と脅かすと、この時季に限っては、効果絶大なのである。
悪い父親である。
もうすぐこの効力も失われると思うと、ちょっとさびしい。
■2003.12.7
自分自身の眼でみる
うちの娘たち(長女スミカ、次女ナツキ、双子 小学3年生)の持久走大会があると云うので、たまには、世のオトーサン方のように、ビデオでも撮ってあげようと思い立った。どちらかといえば、運動会があっても、旅行にでかけても、ビデオ、カメラ類は、すすんで撮ろうとはしない。だから、「よく見とけよ!」というのは、私の口癖だ。
さて、スタートまでに少し撮影の練習でもしておこうと、ファインダーを覗くが、写らない。
あ・れ?
「モードボタンが、カメラになってないからよ##!」とyuriさんは、冷たく言い放つ。そしてまた、
あ・れ?
今度は、yuriさんに蹴飛ばされそうだったので、なんとか自力で、直す。デジタル機器は、最近ニガテだ。
そろそろはじまるぞとファインダーを覗いてスタンバイ。
ヨーイ・ドン!スタート
速い、速い、とても被写体の動きが、速く、慣れないこともあって追いつかない。しかも、双子の両方を写すのは、難しい。
中盤、長女スミカが、二番手に位置していたので、エーイ、メンドクサイ、ナツキには、悪いが、撮影をスミカに絞らせてもらう。
ラスト、うちのスミカは、まだ、二番手に位置している。もう、こうなるとノンキに撮影している場合ではない。「コラ!気合入れて走れエーー!」と大声を張り上げる。
おお!ナツキもがんばっているではないか。「ナツキ!飛ばせエーー!」とビデオそっちのけである。廻りの顔見知りのお母さん方からは、「ビデオ撮らなくていいーのー?ゴールしちゃうよー」と云われ慌ててファインダーを覗くが、ああ見つからない。結局、ビデオにも、応援にも集中できず、不完全燃焼なのは、私、一人であった。
信条
写真を撮って記念に残すことよりも、自分自身の眼で見る方をより大切にする。
以上
結果、スミカ1位、ナツキ12位、ふたりともよくがんばったね。
■2003.12.2
「食べる」という基本
「哀しい予感」という本が、いつまでも読了できずにいたのだけれど(よしもと先生の作品は、ニガテである。)、ふと、手にしたら読み終えていた。こういうのを、食わず嫌いというのだろうか。で、続けざまに、何本か、読んだのだが、必ず「食べる」描写がでてくる。それも、「何かあってもきちんと食べる」ということを、基本的に忘れていない。
確かに。
考えてみれば、身内が死んでも、恋人にふられても、大地震がきても、戦争になっても、
必ず「食べる」
普段、そんなことは、気にも、止めないが、
こういう基本をおろそかにしない精神というのは、正しいと思う。
毎日、食べるという仕事をこなす多くの主婦は、
きょうはどんな料理を作ろうかとメニューを考え
素材を組み立てる。
そう、素材を組み立てる。
なんだ同じじゃないか!俺と。
そして、たぶん、多くの主婦は、
夫のことを想い
子供のことを想い
おじいちゃんおばあちゃんのことを想い
食べてくれる人のことを想って
つくる
あたりまえの毎日の繰り返し
基本は、身近なところにある。
■2003.12.1
モノには、気合を入れると魂がこもるんだ。
若いうちは、エネルギーのあるものに魅かれていくのは、当然だと思う。
その通り。
私も、中学3年生から高校2年生ぐらいまでだったか、そのエネルギーのあるものに魅かれた。
オートバイ。
当時、流行っていたのは、ホンダHAWK2、カワサキZFX、ヤマハRZ250なんていうのがあって、もう欲しくて欲しくてたまらない。もちろん買えるはずもないのに、バイク雑誌だけは、手に入れて、あれがいいの、このパーツがいいのと飽きもせず、教科書よりも大切だった。その時、出逢ったのが、吉村秀雄。ヨシムラの集合管と言えば、仲間内で、知らない者は、いなかった。
そう「エンジンの神様」と云われた男。
うまいことに、そのヨシムラの集合管が、チューンされたオートバイに乗れるチャンスにめぐまれた。どこにでも、こういうボンボンの同級生はいるもので、奴が「手に入れたぜ!」という情報は、今のネットなみの速さで配信され、すかさず奴を呼び出し、ボコボコにし、奪い取った。というのは嘘で、乗せて貰うというか、貸してもらった。もちろん免許なんて無いけれど、知識だけは、充分過ぎるほどあるから、速、実戦で、無茶というか無謀というか、公道が、サーキットと化した。
カ・イ・カ・ン
薬師丸ひろ子も、同じ様なことを映画で云っていたが、(昔ね、大昔のはなし)まさにその通り。
もうそれからインフルエンザに罹った様に、バイク熱に浮かされるが、親が、はいそうですかって買ってくれるはずもなく、ひたすら、バイト。しかし教習所代と中型バイクの金額が貯まるには、程遠く、結局手に入ったのは、50CCのヤマハパッソルだった。その頃には、もう熱も冷め、白いマスクに学生服、赤い靴下にトンガリ。という、出で立ちで、バタバタ音させながら、街を走り廻っていたのでした。
あれから○十年、再び吉村秀雄に出逢った。
「ポップ吉村の伝説」講談社 上下巻。
あの当時、ヨシムラがどんな人物かなんて意味なかったけど、なんとか同じ様な仕事をしているモノヅクリの端くれとしては、ヨシムラは師匠であり、言葉が一杯詰まったこの本は、今では、私の教科書だ。
「モノには、気合を入れると魂がこもるんだ。」
おっかねえよ!師匠。
■2003.11.30
友人の金嶋へ
今日は、ご来店ありがとう。すっかり子供も大きくなって楽しみだね。で、プジョーのcolibri14の件なんだけれど、時季が、時季だけに人気で、品薄で、困ったことになったんだ。来年まで、待てるかな?ごめんね。
■2003.11.25
理由
yuriさんに、「最近、どうしたの?」と云われ、日記(ホームページも)の更新が、遅れていることを、やんわりと指摘される。彼女は、なかなか手強い存在だ。
このところ、狂った様に、本を読んでいる。読み漁っていると云ったほうが、正しい。
それも、理由のひとつだ。
本を読みながら、いろいろな人物に出逢い、興味を惹かれていくのは、インターネットが、次つぎとリンクして行く姿に似ている。キリが無い。でも、それが面白い。
お店もそうだ。いろいろなお客様に、出逢う。話を聞く。
巨漢の自らアウトローと名乗る若い神主
バブリーな不動産会社社長
出所したばかりの親孝行なヤクザ
競走馬の蹄鉄職人etc....
事実は、小説より奇なり。
だから好きなんだこの仕事。
■2003.10.26
プロとは何か?その3
先日、ご近所のチーズ専門店の山本さんから、メールを頂いたのでご紹介したい。
以下、原文そのまま。
----- Original Message -----
Sent: Friday, October 03, 2003 12:50 PM
Subject: お世話になっております。
> いつもお世話になっております。
> この度、通信が、光ファイバーになって(今までISDN回線)すごい速さに驚きうれ
し
> くなっております。
> 写真がたくさんのページも瞬時にかわるのがすごい!!
>
> うちのホームページはまったくうすのろ状態で、がんばろうと思うほど遅筆になる
・
> ・・
> シンセキさんのページに見習うこといっぱいです。
> そして、開いた以上は更新しなくては、と思うこのごろです。
> いい環境ができたのだからいっそうでした。
>
> さて、おいしいごはんの情報です。駅前どおりの※「キッチンバンブー」お弁当や
さ
> んですが、そんじょそこいらのお弁当とはちがい「おいしいごはん」をいただけま
> す。昼にお二人でいただくのにもすっごく
> 満足だし、「よし午後の仕事がんばるぞ〜」になります。
> いい仕事していることが伝わりますよ。遅いのがスローフードなのか?と思わせる
の
> は、弁当屋なのにスピード感がないので待つ、つもりでどうぞ。
> きっと、「仕事人」をお分かりいただけるかなと思って、ご存知ならいかがでした
か
> ?食べ物話でした。
> ※キッチンバンブー:高崎市栄町1−9 Tel321-2620
> …〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜…
> ⌒ヽ ⌒ ⌒ ⌒ヽ
> /°丿ノ ) フロマージェリー モンテ・ドラーゴ
> `ー~ ̄ ) e-mailmonte.dorago@nifty.com
> ( 丿 http://homepage2.nifty.com/montedorago/
> |/|/~ 〜 ~VV tel 027-327-8665 fax027-327-8650
> 亅亅 亅亅
> …〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜…
>
おいしい情報ならと、早速、Yuriさんに頼んで行ってみた。弁当に時間がかかるのは、いかがなものかと、短気な私は、否定的であったが(腹が減っていると待てないのである。子供のように)でも、我慢して、食してみて一言。「もはや、これは弁当ではない。」それぐらい旨い。その仕事をしている本人に直接会っていないのだが、
彼の目標が、目指すは、「旨い!」のただ1点に絞られているのが、食べてみてわかる。お弁当の具材のあちこちから、伝わってくるのである。聞くところによると、お米は、どこどこ産で、豚肉も、うんぬんと(はっきり覚えていないのは、食べるのに夢中で、正確に聞いていないのである。)、素材の調達から、手を抜いていないのである。しかも、お店は、看板も上げていないし、広告も、宣伝もなく、口コミだけの様だし、価格も、500円である。この「旨い!」の精神を追求し続ければ、きっとうまく行くのでは、ないだろうか。いや、うまくいって欲しい。こういう手を抜かない姿勢が、プロなんだよね。
で、モンテ・ドラーゴさんも、チーズ一筋のプロですから、リンク貼ってありますので、
覗いてみてください。とても、素敵なお店ですよ。
■2003.9.26
プロとは何か?その2
プロとは何かを考えながら、横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」を読む。「下りるために登るんさ。」と腰巻のコピーにあるようにこれは、上州弁だ。上州で生まれて、上州で育ったからすぐわかる。このセリフ。四方八方を山に囲まれ、ビュウビュウとした空っ風に吹かれている風土が生んだ方言。そう、上州人は荒い。いつだったか関西から来た人に普段の会話でも喧嘩をしているように聞こえると云われたことがある。それぐらい荒い。言葉が荒いのだから、当然、気質も荒い。粗野である。そういう地方の新聞社が舞台になっている。主人公の悠木は、プロである前に男である。こういう男らしい男の仕事振りは、熱くていい。なるほど男イコールプロなのである。少しわかったような気がする。最後に、この悠木の台詞を引いておく。「下りずに過ごす人生だって捨てたものではないと思う。生まれてから死ぬまで懸命に走り続ける。転んでも傷ついても、たとえ敗北を喫しようとも、また立ち上がり走り続ける。人の幸せとは、案外そんな道々出会うものではないだろうか。」
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2003.9.26 イタリアもの
ビアンキのカンピオーネの何がいいのか?という問い合わせをよくいただくので、僕の意見を言わせてもらいます。ビアンキに出会ってから、僕は、少しずつイタリアへの興味と憧れが、蓄積されていきました。それは、イタリアの歴史、情熱、洗練されたセンス、人間性のすべてです。そんなイタリア人の作る自転車は、工業製品というより職人のつくる作品みたいなもので、手作業ですから、その工員さんのクセが、出るはずなんです。だから1台1台個性が違う。つまり個体差があるはずなんです。それは、乗り心地が微妙に違ってくることになるはずです。それとは、対極にあるのが、たとえば日本のシマノ。乗り手をそれほど選ばないし、快適性や安心感を重視している。それは、それでいいのだけれど、満点主義の自転車は、どこか物足りなくなってしまうのでは、ないだろうか。何かに特化した自転車の方が、断然面白い。このカンピオーネは、その在り方が、長距離ツーリングに特化している、自転車の個性を楽しめる、本当の自転車好きのための自転車なんだと僕は思うのです。
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2003.9.25 プロとは何か?
重松清の「哀愁的東京」を読む。連作短編になっていて、それぞれの章が、見事に繋がっている。その第五章「虹の見つけ方」は、ある落ちぶれた有名作曲家の再生の物語である。この中で、「プロ」という言葉が、多用されている。ちょっとセリフを抜粋してみる。 「おまえ、それでもプロか」
「プロであることが、大事なんだ」
「おれは、プロだ。おまえがガキの頃から、プロとしてやってるんだ。」
「俺が、プロだから、だ」
これが、心に響く。僕もプロだからだ。自転車で、飯を食っているプロなのだ。しかしどうだろう。最近、プロをいいことに、慢心していないだろうか。不遜な態度をしていないだろうか。 反省した。 そして、この物語の主人公は僕に突きつける。 「プロだから、書くんだ。それ以外に何がある?」 ぜひ、一読あれ。
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2003.9.1 カンピオーネ
巷で、話題のビアンキ「カンピオーネ」。やはり、どうもこれにて終了らしい。(生産終了ってことね。)この価格で、このフレームと部品構成じゃ、やっぱりどうみても、商売にならないもんね。これ買った人。ほんとオトクですよ。しかも純粋なイタリア製とくれば、云う事なし。うちの近所で、これを衝動買いした上村さんなんか、すっかり、おしゃれロードの世界にはまり、イタリアの伊達男風にキメて走りまわっています。イヤーー男の私からみてもカッコイイんですが、ちなみに私と同い年で、どうしてこうも違うんだろうとは、yuriさんからのコメントです。
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2003.08.30 もうすぐ締め切りです。
さて、もうすでに、ご承知だとは、おもいますが、引越ししました。新しいアドレスは、http://cycleshinseki.web.infoseek.co.jpです。先週、ノンキに夏休みなんて頂いてしまってボウーっとしていたら、いつのまにか、サーバーの期限がせまっていて、急遽、引越しです。期限といえば、今月のキャンペーンもあと一日。プジョーもビアンキもチャンスですからね。今回は、ほんとに延長無しよ。もう更新の準備済んでるもんね。
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2003.08.11 新生ビアンキはいいぞ
やれやれ、やっと更新できました。ビアンキどうですか?私のおすすめは、canpioneです。これ、ぜったいにいい。こんなに素晴らしい自転車は、めったに買えるもんじゃありません。ロードを今、買おうと思っているあなた!ぜったいこれにすべきです。私も、買う予定です。それとprimaveraのレッド。この赤は、いいですよ。ああ、現物を見せられないのが残念です。イタリアの赤、フェラーリの赤、ですよ。とにかく、新生ビアンキは、いいです。
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2003.08.01 さて、いつ更新できるのやら
やれやれ、と、いきなり村上春樹調で、はじまりましたが、更新作業が、遅れに遅れています。とりあえず、更新できるまでは、このままキャンペーン継続です。チャンスですよ。大サービスです。
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2003.07.20 送料無料キャンペーン
なかなか夏が、来ないので、イマイチ気分が、盛り上がりません。夏休みの予定も急遽変更して、8月にしました。海に行っても、雨模様じゃねえ・・・・。で、気分を盛り上げるため突然ですが、送料無料キャンペーンやってます。ホントに今月だけですからね。それから、プレゼントキャンペーンのカギは、黄色が、終了したので、青に変更になりました。とにかく、今月後半は、送料無料で、大サービスです。
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2003.07.04 私は忘れない
昨日から、Drコトー診療所というTVドラマがはじまった。舞台は、与那国島だ。この島には、うちのお客様の腰本様がいる。ホームページの中でも特集しての通り、この島まで、ビアンキを送ったのだ。その島がロケの場所であれば、もちろん見なくてはいけない。皆さんも、欠かさず見るよーに!。TVで見た限り、それは、もう私を魅了させてくれました。できれば、できることなら、自転車で、この島の中を走り抜けたい。と思わせるカメラワークが、そそのかす。素晴らしい。絶対に行こう・・・・。でも皆さん、最近の流行のスローライフとか云って安易にここに出かけて生活しようなどとは、簡単に考えてはいけませんよ。スローライフなんて都会人の傲慢で高慢な企画に過ぎないのだから。昨日のストーリーじゃないけど、実際の生活は、厳しいのだと思うよ。虫垂炎になっても死ぬか生きるかの騒ぎだものね。その辺の厳しさは、有吉佐和子の「私は忘れない」という小説に詳しい。昭和34年頃の話なのだけれど、これっぽっちも古さは、感じさせない。黒島という離島が舞台で、ストーリーを話しちゃうとつまらないので、ここには書かないけど、ぜひ読んでみてください。この季節には、ピッタリです。きっと私達が、忘れてはいけないことを覚醒するはずです。
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2003.07.01 プジョーキャンペーンの
プレゼント商品が、全面変更となりました。今までの品物が、底をついてしまったためなのです。でも担当のyuriさんが、また、いいものを出してきてくれました。今回は、ホントにレアで、数も限られていますので、お早めにね。プジョーの純正部品が、もらえるのは、うちだけですよ。
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2003.06.28 プジョー自転車の歴史に幕・・・
日本の代理店が製造中止。と6月24日付けの読売新聞に発表されました。まえまえから、この件については、お知らせしていたので、驚きもしないのですが、急に「製造中止」なんて言われちゃうと、すぐ、なくなっちゃうみたいじゃないですか。皆様、ご心配なく。まだ作ってますよ。車種によっては、時間がかかるものもありますが、うちはね、うちのお店はね、小さいけれど、太いパイプで輸入元としっかりつながってますからね。
あと、自転車の部品関係で、心配される方。世界中どこに行っても、自転車部品は、シマノ、メイドインジャパンですからね、ご心配には及びません。
でも、世界の自転車愛好家の3大ブランドのひとつ「プジョー」のロゴマーク入り自転車がほしい方、お早めにね。
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2003.06.27 茄子 アンダルシアの夏

自転車の世界3大ステージレースのひとつ「ヴェルタ・ア・エスパーニャ」が、舞台の日本製アニメが、夏休みにロードショーとなる。47分と短いが、カンヌに出品した作品らしい。南スペインの自転車レースの面白い話なのだが、ヨーロッパでは、自転車ロードレースは、サッカー並の人気があり、その文化は、確立されている。サッカーがその人材育成を幼少期からはじめるように、自転車のロードレースクラブも少年のころから、はじまるそうだ。日本も、ついこの間までは、サッカーなんて、マイナー競技であったが、今では、すっかりメジャースポーツとして、定着し、サッカークラブなんてどこにでもある。もちろん、川渕氏をはじめとする日本のサッカー振興会の方たちが、がんばった結果である。自転車業界も、こんなすばらしい映画が、できたのだから、いつまでも価格競争ばかりでなく、自転車ロードレースを日本でもメジャー化させるべくがんばってみては、いかがでしょうか。世界のシマノのお膝元の国として、恥ずかしくないように。 ところで、最初の茄子ってなに???
ps ちなみにこの映画に登場する自転車「COLNAGO」を7月より販売開始します。50周年記念モデルもありますので、お楽しみに。 自転車ロードレースのおもしろさは、「シャカリキ」というコミックがありますので、読んでみてください。はまります。
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2003.06.25 階段落ち
今日は、やすみ。降りしきる雨の中、駅ビルの本屋に嬉々としてでかけ、その帰り、階段の途中から、愛用のゴム草履が、宙に舞って階段落ち。瞬間、銀ちゃん(蒲田行進曲)の声が、聞こえた。骨折は、しなかったもののかなり痛い階段落ち。
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2003.06.24 ココロヲツタエル
長崎の山田さんから、メールを頂いていたので、ご紹介しよう。題名がいい。ひじょーにシンプルなんだけど、何か、こう、伝わってきませんか。気持ちが。
----- Original Message -----
To: CYCLE SHINSEKI
Sent: Saturday, June 07, 2003 3:26 PM
Subject: 自転車きました
先ほど 自転車きました。
さっそくワックスなどかけてみたりなどして。るんるん。
プジョーでありながら、プジョーすぎず、さりげなくプジョーでうっとり。
バイクに通じるシンプルなつくり。ああ、白目むきそうです。
ぱジョー、ぴジョー、ぷじょー、ぺじょー、ぽじょー、無駄に5段活用してみたり。 とれびあ〜ん。
おかげさまで長崎は晴れ。どっかいってきます。
素敵な自転車をありがとうございました。
----- Original Message -----
思わず笑った。(失礼)でも、ほんとに嬉しかったんだな、待ってたんだな、という気持ちが伝わってきて、最高にうれしかった。いろいろなお客様と接しているので、その表現の仕方は、十人十色で、直接顔を合わせているときは、何も云わずブスッとしているけれど、後からメールで実はもうすごく嬉しくて舞い上がっていたとか、最初から、体全身で、表現する人とか、それぞれの方法があるのだけれど、電子メールで、こういう心を伝える技術がすぐれている人には、ほんと頭が、下がります。
僕らは相変わらず伝える文章が、下手ですけれど、心は、熱いですからね。みなさん!
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2003.06.23 終わりが、近づいています。
プジョーの自転車は、本当に買えなくなってしまうらしい。今、うちでキャンペーンでプレゼントしているライオンマーク入りの貴重なカギも、もう底をついてきた。自転車の在庫もあやしい。VTT205のマンゴカラーも終了決定っである。それにしても、こんないい自転車をつくりながらやめてしまうフランス人の気持ちは、よくわからない。
でも、サッカーにしろ日産にしろその手腕を、今日本で、発揮しているのは、まぎれもない事実である。なにか考えがあるんだろうね。
やっぱりイタリアはいいね。陽気でノンキで。
ビアンキなんか、これからだっていうのに完売続出だもん。
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2003.06.19 いいわけ。
さて、コラムのブランクには、理由がある。言い訳させてください。
前にも、コラムで書いたと思うが、犬を飼いだしたせいなのである。なんで犬ぐらいでとお思いでしょうが、この犬、とんでもなく手がかかる犬なのである。
黒のラブラドール。名前は、ジャック。黒だからジャック。ブラックジャック。ああ短絡的なネーミング。ま、流行ってこともあるし、なんとなくカッコイイ憧れってことで何の知識もなく飼ってしまったら、大間違い。盲導犬で、賢いおとなしい犬のはずが・・・・・
とんでもない。人間の子供以上に手がかかる。犬を飼うのだってはじめてじゃないんですよ。前にもコリーを飼っていたし。それで、とてもコラムを書く余裕は、無くなってしまったのだ。この犬、食うことにしか、興味が無く、いろんなものを食い漁り、ついには生後8ヶ月にして、体重が35kgオーバーとなり、獣医からは、強制ダイエットの指示が、飛び、病院食のたかーーいドッグフードとなり、朝に晩に小1時間の走りこみ、犬の温泉通い、あげくに、子供の靴下(ハイソックス)を丸呑みし、約1週間ハラハラと気を揉み
散歩中に、リードが、締まりすぎて2回の気絶。躾が厳しいと反抗し、噛み付き、悪口、陰口を言えば、聞き耳をたてていて、報復攻撃(お気に入りのシャツをかみ破る)をし、
腹が減りすぎで、草をむさぼり食いゲロを吐き、疲れたといってヘソ天で、大鼾をたてて寝る。こんな奴が、生活の中心にいたのである。
今、10ヶ月経ってようやくコントロールできるようになったところである。
くれぐれも、云っておきたいが、私は、犬にはまった訳ではない。
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2003.06.16 店長日記に改題です。
しばらく、店長コラムを書いていなかったため、久しぶりに書いたコラムは、yuriさんの「なによこれ#!」のひとことで、没となってしまった。書くという作業でも、3ヶ月もブランクを空けるとなかなかうまく書けなくなってしまうものなのだ。コラムなんてカッコつけたばかりに続かないとも云える。「やれやれ」(村上春樹風)
で、しばらく慣れるまで、店長日記に改題して気ままに書きたいと思っています。
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